
JEPXが12月1日に専用線の接続技術書を更新しました。これによると、APIサーバーへのアクセスは「1つのIPアドレスからのみ」に制限されるそうです。これでは、実用性の面でインターネットVPNとほとんど同じです。このような制限を設けるのであれば、専用線の料金を見直すのが筋ではないでしょうか。
そもそも「専用線」とは、物理的なケーブルを新設するのではなく、通信事業者の閉域網(外部インターネットから隔離されたネットワーク)を利用するIP-VPNに近いサービスを指すのが一般的です。IPアドレスでのアクセス制限の必要はありません。
参考のために以下に気象業務支援センターの通信費を掲載します。IP-VPNでは月額14200円で、基本負担金4200円を合わせても月額18400円です。JEPXの通信費月額25万円というのは異常です。専用線開設の初期費用は気象業務支援センターの開設時負担金の10倍の50万円です。
気象業務支援センターから受信するファイル形式のデータ量は、日本域の数値予報GPVだけでも1日あたり1GB程度あります。JEPXとの通信でやり取りするデータ量の1000倍以上だと思います。


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