
カルマンフィルタと発電予測
当社の予測ではカルマンフィルタを用いて気象庁の日射量予測の外れ方を予測します。カルマンフィルタはひとつ前の状態から次の状態を解析的に計算するため、直近の予測値や実績値だけで状態を逐次最適化することができます。
カルマンフィルタには、状態方程式と観測方程式という2つの基礎方程式があります。この基礎方程式の解を状態変数xとするとき、状態方程式は状態変数ⅹの漸化式(時系列遷移の式)です。一方、観測方程式は状態変数xを説明変数として観測値を目的変数とする回帰式です。
状態変数xは状態方程式だけではなくフィルタ方程式によっても更新されます。フィルタ方程式とは予測誤差に重みをつけて状態変数xを更新する式です。この重みを付けるベクトルのことをカルマンゲインといいます。このカルマンゲインによって状態変数xを日々最適化して発電予測を計算します。
予測対象日:
翌々日、翌日、当日
予測の提供方法:
当社の発電予測APIを利用して予測値を取得していただきます。
実績値の取得のために:
クライアント証明書を共有していただき、同時同量データの発電量30分値を取得します。
※発電実績値を取得できない場合は、気象庁の数値予報GPVに基づいて発電予測を計算致します。
