
量子コンピュータが実用化されたら、非常に大きな自然数の素因数分解に基づくRSA暗号は現実的な時間内に破られるそうです。量子コンピュータは多くの状態について同時に計算ができるので、デジタルコンピュータに比べ驚異的な速さで計算をすることができるそうです。
デジタルコンピュータが計算の原理としてトランジスタのスイッチ機能(0と1の離散的な2つの状態)を使うのに対して、量子コンピュータは量子の重ね合わせの性質により0から1までの連続的な幅に複数の状態が存在して、それらを同時に処理することができるというのです。魔法のような計算ですね。
電子やイオンや光子のような0と1の状態を重ね合わせ絡み合いを起こして情報を処理することができる量子のシステムは、いずれも量子コンピュータになり得るそうです。次のような様々な設計の量子コンピュータが考案されています。1.超電導量子コンピュータ、2.イオントラップ型量子コンピュータ、3.光量子コンピュータ、4.シリコンフォトニクス・コンピュータ、5.トポロジカル量子コンピュータなど

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