

東京科学大学のロゴがあまりにもお粗末なので、東工大と医科歯科大のロゴマークを融合させて国立科学大学のロゴを作りました。両大学の伝統のあるロゴマーク(つばめと梅の花弁)がうまく活かされていると思います。ロゴの文字は、サイエンスTOKYOよりもサイエンスJAPANのほうが日本代表みたいで格上な感じがしますよね。在学生が見たらきっと気に入ってくれると思います。
かつて日本航空は2002年に鶴丸の美しいロゴマークを廃してセンスのないロゴに変更しました。それ以降、日本航空は本業以外のホテル・リゾート開発に投資して経営の多角化を図ったことが、リーマンショックで裏目に出ることとなり、多額の損失をつくり2010年1月に遂に経営破綻しました。その後、稲盛和夫さんを会長に迎えて、ロゴを鶴丸に戻して日本航空は見事に経営再建を果たします。
粗末なロゴマークを選んだ東京科学大学も日本航空と同じ道を辿りそうな気がしてなりません。入試制度に不公平な女子枠を導入したり、国際卓越研究大学に選出されなかったりして迷走する東工大の有様が将来を物語っています。東京科学大が道を見誤り経営に行き詰まったとき、そのときこそ大学名を国立科学大学に改めて、つばめと梅の花のロゴマークが蘇ることになるかもしれません。
さて話は変わりますが、上野公園にある国立科学博物館は1949年に国の所管となり現在の名称に変更されたそうです。それ以前は東京市の施設であり、名前はなんと東京科学博物館だったのです。この秋に開学する渦中の大学名と重なって、未来が見えたような気がするのは私だけでしょうか。先人が築いてきた歴史をむざむざと断絶するような愚かな選択を止めて、大学存亡の危機に陥る前に名称を変更して欲しいものです。

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