
私が佐賀出身で葉隠については興味があり、過去に書籍で原文を読んでリタイアしたことがあったのですが、この本は最後まで読めました。忠を徹底して我が身を捨てて主君に尽くせということが書かれています。聖=非知りであり。普段は自分の非を知り放置しない道に努め、有事の際には大自信、大高慢の精神で武勇を表すことが武士道ということでした。葉隠四つの誓願のひとつの「大慈悲を心に起こして人のためにならねばならない」とは、昔から何度も言い聞かせられてきた母の言葉「自分より他者のことを優先しなさい。」に重なりました。それに母の掃除や草むしりの徹底ぶりを見るにつけて、本人には自覚はないでしょうが身体に染み付いた葉隠の精神を感じさせられます。今年も故郷の母に梅干しを贈りました。

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